2022.06.10
安心して住み続けられる家づくりに欠かせないのが、建物の基礎となる土地、つまりは地盤です。
一見特に問題なさそうな土地に見えても、地表の下は柔らかい地盤ということもあり、専門の調査をしなければ実際の強度は分かりません。
地盤調査とは、建設予定地が建物を安定的に支えられる土地であるかどうかを正確に把握するためのものです。
ただし、この地盤調査は必ず行うというものではなく、設計・施工の担当者が、土地の状況や過去の調査履歴、設計の内容などを踏まえて、調査の方法を決定します。
地盤調査では、どんな点を調べるのでしょうか?
まずは「地盤がどんな構成でできているか」が重要です。自然に形成された土地なのか、人為的に埋め立てや盛り土をされて作られた土地なのかなどを調査する必要があります。また、かつて湿地や泥炭地であった場所なのか、硬い岩盤がある場所なのかで、その後の対応が大きく変わってきます。そのほかにも「土の質」「地下水の水位」「液状化しやすいかどうか」など、必要に応じた調査が行われます。
さまざまな調査の視点がありますから、その方法も多岐にわたり、一般的には7種類ほど方法があると言われています。
一般的な住宅の地盤調査には、先端がスクリュー状になった棒を地面に回し入れて行うスウェーデン式サウンディング試験が行われます。調査では、建物の荷重がかかりやすい、四隅を中心にいくつか地点で試験を行い、その地盤の強度や特徴を明らかにしていきます。
もし地盤の強度が十分ではないと判断されれば、地面全体を掘り起こしセメント系固形材を流し入れる工事などの、地盤改良工事が必要になります。
地盤改良が必要かどうかを判断するには、調査を行うしかありませんが、できるだけ地盤改良の必要性を減らすためには、各自治体が発表しているハザードマップを見て、液状化のリスクを調べてみるとよいでしょう。また、土地の調査結果が公表されている地域もあります。
土地の選定、家づくりの不安を少しでも解消するためには、身近に相談できる専門家がいると良いでしょう。
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